玉川上水のお話 2006年05月14日 吉祥寺の街や井の頭公園とその周辺 トラックバック:0コメント:0

玉川上水

井の頭恩賜公園の南をかすめるように流れる玉川上水。写真は万助橋から公園にちょっと入った辺り。
吉祥寺駅からバス通りを通ってジブリ美術館に向かうと、万助橋という橋に出る。下に流れているのが玉川上水だ。玉川上水脇には未舗装ではあるが遊歩道が設置されている。ふかふかの土を踏みしめながら歩くと、手付かずの自然に囲まれる。緑が深く静寂に包まれる。駅前の喧騒がまるで嘘のようだ。
吉祥寺、もしくはジブリ美術館を訪れる際は是非、寄り道して欲しい。

玉川上水とは、承応2(1653年)に当時の江戸の水不足解消と生活用水の供給のために、玉川兄弟によって開削された用水路だ。多摩川は羽村の堰から分水し、新宿の四谷までを結ぶその総延長は約43kmにも及ぶ。その間の高低差はなんとたったの100m!当時の測量技術に驚かされる。今から約30年前に小平監視所以東が空堀化したが、都による清流復活事業により、約20年前にその流れが再生された。江戸時代より現在まで、都民に潤いを与え続けている。

玉川上水といえば太宰治の入水自殺が有名だ。1948年の6月。上記の写真の場所から数百mほど三鷹駅方面へ進んだ場所で、山崎富栄と一緒に自殺を図ったと云われる。上水沿いの遊歩道の脇には入水地点を示す石と記念碑が置かれている。お墓は同じ三鷹市内の連雀通りに面した禅林寺というお寺にあり、毎年6月19日には太宰を偲ぶ「桜桃忌」が催される。ちなみにこのお寺には森鴎外も眠っている。
太宰は何を思い、玉川上水を眺めていたのか。作品を読めばそのヒントがどこかに隠されてるかもしれないね。
私は私で、今年も玉川上水を羽村の堰から辿ってみる予定を立ててみる。夏ごろが最高だな。
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